映像、写真、空間演出といった領域を行き来するなかで、次第に意識が向かったのは、時間そのものに触れるような表現でした。描くことと構成することを往復しながら、過剰に語らず、しかし確かに余韻を残すものを立ち上げる。消費されるための映像ではなく、繰り返し向き合うことで静かに深まっていく存在を志向しています。
一つひとつの作品は、そうした探求の断片にすぎません。「Dappled Light」もまた、その過程にあるひとつの試みです。光や時間の移ろいを手がかりに、現代のスクリーンを新たな鑑賞の場として捉え直し、長く寄り添える像を模索する。アートへと向かうその歩み自体を、作品として提示していきたいと考えています。