Exhibition

20代でソニーに勤務していた頃に配属されたのが銀座のソニービルだった。毎日のようにイベントや展覧会が開催されて、ショールームなどもあった。展示の企画や運営、消防などの安全管理に至るまで、展示・イベント・ライブそれらの全てに関わることができた。多くの人に楽しんでいただくにはその背景に多くの準備や計画、さまざまな法律や権利があることを学んだ。楽しむには信頼が必要だ。アーティストや作品に対する信頼はもちろん、会場や街への安心感はとても大切です。期間が過ぎれば記憶だけを残して消えてしまう空間づくりとしてのExhibition Workはその後の僕のライフワークのひとつになった。そこで目にするたくさんの笑顔が何より平和を象徴していると思う。


Motion Science Exhibition | 動きのカガク展

Exhibition Director | Exhibition at 21_21 design sight (Tokyo)

この展覧会の「動き」というテーマの中には、「重力」「慣性」「波長」といった、デジタル社会においてもまだ完全に解明されていない現象への想像力を込めました。情報が溢れている現代だからこそ、自然科学だけではなく文化や経済といった人間の営みまでを「動き」という視点で横断的に捉えなおす機会になればと考えています。

その上でこの展覧会は、未来のデザイナーやアーティストである子どもや学生たちに、まるで先輩たちの作品が置いてある図工室に遊びにきたような感覚で観てもらえればと思って企画しました。ただ作品を鑑賞してもらうだけではなくて、どのようにつくられているのか、どんな仕組みになっているのかという制作の流れもオープンにすることで、「自分にもできそう」とか「自分もやってみよう」という衝動が生まれるように心がけています。

つくることは決してブラックボックスになってはいけません。ものをつくるということは一人の仕事ではなく、いろんな人がチームとして参加することで流れだす、ひとつの大きな「動き」なんだという認識が広まることを願っています。それは、展示を観に来る子どもたちだけではなくどんな仕事に就こうか考えている学生、そして既に社会で活動している大人たちにも伝えたいことです。

今日、インターネットを通じて、すぐに様々な情報や知識が手に入るようになっていますが、大事なのはそれらをどう料理して新しいものをつくるかということです。そのために一番必要となるのは難しい理論や肩書きではなく、何の役に立つかはわからないけど「つくってみたい!」と思える衝動、つまり「心が揺れ動くこと」です。僕自身、コトンコトンと音を立てながら何かが回ってるだけで面白いと感じることはきっと、将来この宇宙の仕組みが解明されそうになったときに抱くであろう感動とつながっている。そう信じています。

「動きのカガク」の作品展示に加えて開催されるワークショップやギャラリーツアーなども通して、アートとデザインの境界線を横断する様々なつくり手たちのダイナミックな「動き」をぜひ感じ取ってください。

Exhibition "Motion Science"

June 19 - September 27, 2015

Exhibition Director: Seiichi Hishikawa
Planning Associate: Dominick Chen
Academic Adviser: Takashi Kiriyama
Production Support: DRAWING AND MANUAL
Graphic Design: Masayoshi Kodaira
Lightning Design: Haruki Kaito
Space Design Support: Mitsuyoshi Miyazaki (HAGI STUDIO)
Participating Creators: Atelier OMOYA, Mai Ikinaga + Hitoshi Azumi, So Kanno + yang02, Ryo Kishi, Ryota Kuwakubo, Hiroshi Koi (HAKUHODO i-studio/HACKist), Zimoun, Tatsuya Narita, Taro Suzuki, PANTOGRAPH, Nils Völker, Shohei Fujimoto, Mari Numakura, Euclid (Masahiko Sato + Takashi Kiriyama)
Participating Institutions: NTT Communication Science Laboratories, Tohoku Institute of Technology, Mercedes-Benz Japan Co., Ltd.
21_21 DESIGN SIGHT Directors: Issey Miyake, Taku Satoh, Naoto Fukasawa
Associate Director: Noriko Kawakami
Organized by: 21_21 DESIGN SIGHT, THE MIYAKE ISSEY FOUNDATION
In association with: Agency for Cultural Affairs; Ministry of Economy, Trade and Industry; MINATO CITY BOARD OF EDUCATION, Embassy of Switzerland, German Embassy
Subsidized by: The Swiss Arts Council Pro Helvetia
Special Sponsor: Mitsui Fudosan Co., Ltd.
Supported by: ORIENTAL MOTOR Co., Ltd., KOKUYO S&T Co., Ltd., SEIREN CO., LTD., DKSH Japan K. K., Nihon Unisys, Ltd. (in random order)

Ryo Kishi
Zimoun

The Documentary

ONI展

Exhibition - Design | Exhibition at PLAY! MUSEUM (Tokyo)

ピクサー出身の堤大介とロバート・コンドウ率いるアメリカのアニメーションスタジオ「トンコハウス」。アカデミー賞短編アニメーション賞にもノミネートされたデビュー作『ダム・キーパー』(2014)で脚光を浴び、活動を本格化させました。2022年10月21日、堤大介が監督を務める初の長編アニメーション『ONI ~ 神々山のおなり』がNetflixオリジナル作品として公開されました。古くから日本で描かれてきた「鬼」を題材に、森に暮らすユーモラスな妖怪や神々たちが、誰の心にも潜む恐れと向き合いながら成長する、全4話(計154分)の3DCGアニメーション作品です。

この展覧会は、アニメーション作品の『ONI』を空間演出で味わう新しいエンタテインメント体験です。トンコハウスが得意とする「美しい自然描写」「光や陰影の映像美」で、日本人に語り継がれてきた鬼や妖怪、神々の物語を現代に贈る作品。映像や言葉、音や光の演出に民俗資料を融合させたスペクタクルな展示空間で、自宅やデスクトップだけでは味わえない没入感を実現します。

そのほか、トンコハウスの技術や哲学を盛り込んだ、最新3DCGアニメーションの制作過程を紹介。そして会場内では、『ONI』のアニメーションをスクリーンでも上映。 アニメーション作品を見た方は、もっと『ONI』を感じることができる。そしてアニメーションを見ていない方でも、ONIのエンタテインメント体験と日本の情景にどっぷり浸ることができる展覧会としてデザインされました。

会場には、壁面と特製の手漉き和紙スクリーンに映像を投影。作品の世界を全身で感じられる臨場感を再現しました。また、和紙と竹ひごでつくられた提灯が、会場のあちこちを照らします。物語に出てくる戻り橋や灯籠、祭りやぐらを再現展示するほか、会場の随所には、日本全国から蒐集された鬼や妖怪のお面、大きな凧が展示されます。日本の古き良きものづくりや質感と作品の映像美とが渾然一体となり、まるで異空間へトリップしたような体験となります。お面や凧は、国内有数の民俗資料コレクションを所蔵する武蔵野美術大学美術館・図書館 民俗資料室が協力。映像作品を「体感して楽しむ」展覧会として開催されました。

「職人の仕事に触れて、
ものづくりの楽しさを感じてもらえたら」

菱川勢一(ONI展会場デザイン)インタビューはこちらへ

PLAY! Museum公式サイトへ

ONI展ムービー

ムービー 撮影・編集:岡本香音

音楽:『ONI ~ 神々山のおなり』Soundtrack

モデル:伊藤睦生くんと松本蒔永ちゃん、おかあさん

Exhibition "ONI"

Jan 21 - Apr 2, 2023

Produce: Tonko House × BlueSheep
Space Creative Direction: Seiichi Hishikawa(DRAWING AND MANUAL)

Craft Makers:
Paper Screen: Naoko Shibuya(紙屋作左ヱ門)山形
Paper Screen Flame: Kenichi Sudo(須藤凧屋 - SUDO IKAYA)新潟
Paper Lamp: Jinya(美濃和紙 陣屋)岐阜

Lighting Installation: Office Nice
Creative Coordinate: Takashi Kobayashi(DRAWING AND MANUAL)
Craft Makers Coordinate: Hiroyuki Saito
Assistant Direction: Aine Hase(DRAWING AND MANUAL)
Image Sketch: Ayaka Takamatsu(DRAWING AND MANUAL)

The Animals’ Conference Exhibition | どうぶつかいぎ展

Participate as an artist | Exhibition at PLAY! Museum (Tokyo)

『エーミールと探偵たち』『飛ぶ教室』『ふたりのロッテ』などの児童文学作品を中心に世界的に知られるドイツの詩人・作家のエーリヒ・ケストナー(1899-1974)。第二次世界大戦後、ケストナーは絵本『動物会議』(1949年)で戦いや争いを止めない人類を痛烈に批判します。ケストナーは子どもたちに、人類が抱える大きな課題を、ユーモアとかわいらしさ、皮肉を利かせて訴えました。「争いをやめ、未来のため、子どもたちのために、大人たちが話し合う」というケストナーの問題提起は、今日もなお解決することはありません。この展覧会は、絵画や立体、インスタレーション、映像などの手法で、8人のアーティストたちが『動物会議』の物語をリレーして描き出し、ケストナーのメッセージを現代に問いかけた。

すべては、子どもたちのために。

(展覧会公式サイトより)

この展覧会では作家として作品を展示しました。ケモノたちがケモノの言葉でボソボソ、ザワザワと会議しているようなインスタレーションを制作しました。その言葉は人間にはわかりません。わからないものを受け入れる気持ちを大切にしたいという思いを込めました。

菱川勢一

どうぶつかいぎ展ムービー

企画展示「どうぶつかいぎ展」 PLAY! MUSEUM(東京・立川) 2022年2月5日(土)-2022年4月10日(日) 原作:エーリヒ・ケストナー『動物会議』 空間構成:手塚貴晴(建築家) 広報・会場グラフィックデザイン:大島依提亜 企画:ブルーシープ

ムービー 撮影・編集:岡本香音 音楽:ニトロクン

「どうぶつかいぎ展」関連イベント「おお雨」(おおはた雄一+坂本美雨)けものと奏でる音楽会

ダイジェストムービー

閉館後のPLAY! を使ったPLAY! NIGHT。 2022年4月2日(土)に、PLAY! MUSEUM「どうぶつかいぎ展」(2022年2月5日(土)ー4月10日(日))展示室にて、「おお雨」(おおはた雄一+坂本美雨)を迎えた春の夜の音楽会を開催しました。 「おお雨」は、ミュージシャンの坂本美雨さんと、シンガー/ソングライターのおおはた雄一さんによるユニット。坂本さんは、動物愛護活動をライフワークとし、“ネコの人”としても知られています。そんなふたりが、「どうぶつかいぎ展」のけものたちに、ギターと歌で共鳴。絵本『動物会議』の朗読と即興演奏も行わわれ、特別な夜になりました。

ダイジェストムービー制作:軍司拓実

Exhibition "The Animals’ Conference Exhibition | どうぶつかいぎ展"

June 19 - September 27, 2015

参加作家(50音順):植田楽(造形作家)/梅津恭子(ぬいぐるみ作家)/鴻池朋子(現代美術家)/junaida(画家)/秦直也(イラストレーター)/菱川勢一(映像作家)/村田朋泰(アニメーション作家)/ヨシタケシンスケ(絵本作家)

原作:エーリヒ・ケストナー『動物会議』
空間構成:手塚貴晴(建築家)
広報・会場グラフィックデザイン:大島依提亜

DOBOKU Civil Engineering Exhibition | 土木展

Creator | Exhibition at 21_21 deign sight (Tokyo) | Jun, 24- Sep, 25 2016

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21_21 Design Sightで開催された展覧会「土木展」では会場の映像作品を出品した。土木工事の現場の映像をドキュメンタリーで撮影し、その映像の音のみを使ってラヴェルの名曲「ボレロ」を構成し、映像とリミックスして制作。会場のエントランスに3面の壁面に投影した。

快適で良質な毎日の生活を支えるため、街全体をデザインする基礎となる土木。道路や鉄道などの交通網、携帯電話やインターネットなどの通信技術、上下水道、災害に対する備えなど、私たちの日常生活に必要不可欠な存在です。「土」と「木」で表す土木は、私たちの生活環境そのものであり、また英語ではCivil Engineeringと表現されるように「市民のための技術」なのです。現在の日常生活の土台は、古来の伝統技術、近代における研究と技術の発展など、多くの努力と工夫が積み重なって形成されています。しかし、私たちの毎日の暮らしは土木とつながっているにもかかわらず、それを実感する機会は多くありません。また、多様な環境と対峙しながら生活の基礎を築くことも、土木の重要な側面です。

これらのことを改めて見つめ、再発見と実感を通して、より良い未来を考えるきっかけとなるよう、21_21 DESIGN SIGHT企画展「土木展」を開催いたします。本展では、展覧会ディレクターに、全国の駅舎や橋梁の設計、景観やまちづくりなどのデザインを手がけ、土木と建築分野に精通する西村 浩を迎えます。また、土木のエキスパートたちによる展覧会企画チームと、参加作家のデザイナーやアーティストがリサーチを行い、幅広く多くの皆様に、より深く土木を知っていただく作品を展示します。地形や自然環境は各地で異なり、人々が活動するために必要な社会基盤も、地域によって異なります。土木展では、日々の生活の根底を支えるデザインを伝え、生活環境を整えながら自然や土地の歴史と調和するデザインについて考えます。

(21_21 DESIGN SIGHT 公式サイトより)

http://www.2121designsight.jp/program/civil_engineering/

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美術館のファースト・セクションの壁に土木工事のドキュメント映像と歴史アーカイヴ映像をリミックスしてラヴェルのボレロとともに3面で投影した。

The Movie

“DOBOLERO”

Director / Editor : Seiichi Hishikawa
Creator : Ryosei Suzuki, Kyotaro Hayashi, Satoshi Watanabe
Behind the scene : Kazuo Tsujimoto
Sound Design : Shinya Kiyokawa
Cooperated with : OBAYASHI CORPORATION, Shibuya Station District Land Adjustment Constructors, TAISEI CORPORATION, TOKYU CORPORATION
Projection Support : Canon Inc., Canon Marketing Japan Inc.
Producer : Keiko Iino
Exhibition Director : Hiroshi Nishimura
Production : DRAWING AND MANUAL
Client : 21_21 Design Sight

Secret Source of Inspiration: Designers' Hidden Sketches and Mockups | ㊙展 めったに見られないデザイナー達の原画展

Director | Exhibition Visual Supervisor | Exhibition at 21_21 deign sight (Tokyo) | Nov, 22 2019- Sep, 22 2020

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21_21 DESIGN SIGHTでは2019年11月22日より「㊙展 めったに見られないデザイナー達の原画」を開催します。展覧会ディレクターには、ハードウェア、ソフトウェアからインタラクティブアートまで、多岐にわたって活動するTakramのデザインエンジニア田川欣哉を迎えます。この展覧会の核となるのは、現在、日本デザインコミッティーに所属する幅広い世代のメンバーたちが、そのデザインの過程において生み出してきたスケッチ、図面、模型の数々です。それらは、多くの人々の目に触れる完成品に比べて、あまり光が当てられません。しかし、そんな「秘められた部分」にこそ、デザインの大切なエッセンスが刻まれています。それらを間近で目にすることは、今後のものづくりを担う人々、特にデジタル化したものづくりを前提とする世代にとって、刺激と示唆にあふれた体験になることでしょう。日本デザインコミッティーは1953年の設立以来、銀座の百貨店、松屋との長い関係の中で、すぐれたプロダクトの選定やデザイン展の開催を通して、日本のデザインに貢献してきました。各分野を代表するデザイナー、建築家、評論家が自主的に参加し、現在は40代から90代まで26名のメンバーで構成されています。デザインエンジニアとして新しい領域を探求しつづける田川は、その最も若い世代に属するメンバーのひとりです。会場では、メンバーたちの個性や世代、分野によって異なる「原画」を中心に、それらが描き出されるところを収めた映像や、新旧メンバーの著書を通して、デザイナーたちの思考プロセスを垣間見ることができます。また、日本デザインコミッティーの現在に至るまでの活動を紹介し、日本のデザインの歩みを振り返ります。さらにメンバーへのインタビューのポッドキャスト配信や、次世代のデザイナーを招いたトークイベントなど、展覧会の枠組みを超えた情報発信を行います。本展は、世代や領域が異なる人々の結節点となり、日本のデザインの豊かな蓄積を未来の創造へと活かすきっかけになることを目指します。

(21_21 DESIGN SIGHT 公式サイトより)

21_21 Design Sightで開催された展覧会「㊙展 めったに見られないデザイナー達の原画」では会場の映像構成を担当、デザイナー達の貴重な原画や未公開作品、日常の創作の様子をドキュメンタリーで壁面に投影した。映像は16Kに及ぶ解像度で技術的に高いハードルを超え成功に導いた。

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美術館のファースト・セクションの壁は巨匠デザイナー達の日常の創作の様子をドキュメンタリーで3面で構成し、壁一面に投影した

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横幅16Kの映像を制作し美術館の壁を映像で覆った

Space Visual Design

Director : Seiichi Hishikawa
Producer : Keiko Iino
Client : 21_21 Design Sight

ISSEY MIYAKE “RECORD”

Creative Director | World Campaign

“RECORD”をコンセプトにした世界キャンペーンを手がけた New York、London、Paris、東京ではストリート・ミュージシャンによるインプロヴィゼーションのジャズが収録されたLPレコードが限定で配布された。東京、パリ、ロンドン、ニューヨーク。世界を代表する都市の景色から切り取られた何気ない日常は、思いもよらない色彩、そして音へと姿を変える。ISSEY MIYAKE (イッセイミヤケ) が発表したホリデーコレクション、その名も「ISSEY MIYAKE “RECORD” (イッセイミヤケ・“レコード”)」。都市の景観を記録すること、その街で流れる音を録音すること、そして本来の形を記憶すること。テーマである「RECORD」は、ISSEY MIYAKE が誇る最先端のテクノロジーにより、ユニークなアクセサリーとして表現された。バッグとその他のアクセサリーから成るコレクション。まず目を引くのは、絶妙な濃淡が醸し出す複雑かつポエティックな色彩。後期印象派の絵画を思わせる色合いは、それぞれ世界の4大都市にて撮影された写真を、先進のデジタルテクノロジー Omoiiro (オモイロ) によって抽出された色だ。株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所の Alexis Andre (アレクシー・アンドレ) によって開発されたこのシステムでは、人間の視覚が認識可能な範囲のアクセントカラーをデータで解析することで、思いもよらない色のマッチングが生み出されている。

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The Movie

Creative Director : Seiichi Hishikawa
Art Director : Kyotaro Hayashi
Videographer : Ryosei Suzuki
Producer : Keiko Iino
Client : ISSEY MIYAKE INC.

AXIS Cover Stories

Exhibition Wall Image

変わるもの、変わらないもの、ここから始まるデザインの未来

デザインは、その時代の社会や人々のニーズ、テクノロジーの進化などとともにカタチを変えてきました。しかし、デザイナーに求められる「現状をより良くする」という役割や使命は変わりません。20年にわたり、デザイン誌「AXIS」で語られてきたデザイナーたちの言葉には、時代が変わっても変わらないデザインに向き合う姿勢と社会へのメッセージが込められています。
『AXIS THE COVER STORIES ーInterviews with 115 designers』の発刊に関連して開催された展覧会では、デザインから未来を考える場として、分野やジェネレーションを超えた多くの皆さんとの新しい対話が生まれた。

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Creative Director : Seiichi Hishikawa
Movie Creator : Kyotaro Hayashi
Assistant Director : Yuka Yamaguchi
Client : AXIS Publishing Inc.

Venezia Biennale 2016 15th International Architecture Exhibition Japan Pavillion

Exhibition Image Director

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第15回ヴェネツィア・ビエンナーレ建築展での日本館のテーマは「en」。これは縁という意味である。建築展というものはそのほとんどか構造物としての先進的な建築または伝統的な工法などにスポットが当たることが常なのに対し、日本の民族性や地域の文化などを世界に向けて展示で魅せていった。日本のあちらこちらでさまざまに奮闘するコミュニティづくりや町づくりの事例がベネチアに世界から集まった多くの方々に共感を広げていった。一貫したテーマ性と共感のストーリーで構成した日本館の展示はビエンナーレ展において特別賞を受賞した。

15回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展 日本館展示
en[縁]:アート・オブ・ネクサス

会期:2016年5月28日~11月27日
会場:ヴェネチア・ビエンナーレ日本館(ジャルディーニ地区)
主催:国際交流基金
キュレーター:山名善之
制作委員会:菱川勢一、内野正樹、篠原雅武

会場デザイン : teco 金野千恵、アリソン理恵
グラフィックデザイン:刈谷悠三/neucitora

出展作家 : mnm 常山未央/西田司+中川エリカ 西田司、中川エリカ/成瀬・猪熊建築設計事務所 猪熊 純、成瀬友梨/仲建築設計スタジオ 仲俊治、宇野悠里/能作アーキテクツ 能作文徳、能作淳平/miCo. 今村水紀、篠原勲/レビ設計室 中川純/増田信吾+大坪克亘 増田信吾、大坪克亘/青木弘司建築設計事務所 青木弘司/403architecture [dajiba] 辻琢磨、橋本健史、彌田徹/BUS 伊藤暁、坂東幸輔、須磨一清/ドットアーキテクツ 家成俊勝、赤代武志、土井 亘、菱川勢一

特別助成 :公益財団法人石橋財団
協賛:前田建設工業株式会社、YKK AP株式会社 窓研究所、日新工業株式会社、株式会社栄港建設、株式会社森國酒造、株式会社トーン・アップ、株式会社安井建築設計事務所、日本工業大学

Venezia Biennale 2016 15th International Architecture Exhibition - Special Mention Awarded / 第15回 ヴェネツィア・ビエンナーレ 建築展 特別賞受賞

15回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展 日本館展示
en[縁]:アート・オブ・ネクサス

会期:2016年5月28日~11月27日
会場:ヴェネチア・ビエンナーレ日本館(ジャルディーニ地区)
主催:国際交流基金
キュレーター:山名善之
制作委員会:菱川勢一、内野正樹、篠原雅武

会場デザイン : teco 金野千恵、アリソン理恵
グラフィックデザイン:刈谷悠三/neucitora

出展作家 : mnm 常山未央/西田司+中川エリカ 西田司、中川エリカ/成瀬・猪熊建築設計事務所 猪熊 純、成瀬友梨/仲建築設計スタジオ 仲俊治、宇野悠里/能作アーキテクツ 能作文徳、能作淳平/miCo. 今村水紀、篠原勲/レビ設計室 中川純/増田信吾+大坪克亘 増田信吾、大坪克亘/青木弘司建築設計事務所 青木弘司/403architecture [dajiba] 辻琢磨、橋本健史、彌田徹/BUS 伊藤暁、坂東幸輔、須磨一清/ドットアーキテクツ 家成俊勝、赤代武志、土井 亘、菱川勢一

特別助成 :公益財団法人石橋財団
協賛:前田建設工業株式会社、YKK AP株式会社 窓研究所、日新工業株式会社、株式会社栄港建設、株式会社森國酒造、株式会社トーン・アップ、株式会社安井建築設計事務所、日本工業大学

CREDIT
Video Image / Video by DRAWING AND MANUAL

Staff

Seiichi Hishikawa

Keiko Iino

Kyotaro Hayashi

Satoshi Watanabe

Marina Takahashi

Taichi Hishikawa

Calvin Klein Collection Tokyo 2003

Show Direction & Space Direction

カルバンクラインのコレクションのステージを僕は何度かディレクションしている。そのうちのひとつ2003年の舞台デザインは自分でも傑作としている。U2のステージで採用されたネットLEDを取り寄せ、会場全体に張り巡らし、僕自身がリミックスしたオリジナル楽曲と壁面のモーショングラフィックスを完璧にシンクロさせた。LED独特のドットイメージを生かしたミニマルなデジタルイメージをファッションブランドに持ち込んで、よくあるコレクションステージとは全く違うオリジナルな表現を目指した。

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Behind The Scene

Art Director / Motion Image Director : Seiichi Hishikawa

Animation : Nobuhiro Jogano
Sound Design : Seiichi Hishikawa
Client : Calvin Klein

CHANEL Collection Cambon Line Tokyo

Director | Show & Space

シャネル発祥の地カンボンストリートの名をつけたバッグ"Cambon"の発表のステージを演出した。360°の円形の舞台をデザインし、さらにその上部に360°の継ぎ目の無い映像を投影するという前例のない表現だ。また、バッグを展示している円形の展示台は同じく360°でデザインされ、美しい光を放つライトボックスとしてつくられている。シャネルの日本でのVIPだけが招待されるという貴重な舞台を完成させ、顧客たちの高い評価を得た。光栄な機会だった。

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Space Design Director / Motion Graphics : Seiichi Hishikawa
Client : CHANEL K.K.